アナトミートレインとは?7つのラインを図解でわかりやすく解説!

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アナトミートレイン

こんにちは!セラピスト・整体師のゆーパパです!
今回は「アナトミートレイン」について解説していきます!

「今持っている筋肉の知識を活かせない…」

そう感じていませんか?
「筋膜のつながり」を線(ライン)としてとらえるアナトミートレイン』を知っています??
この記事では、整体・マッサージ・ストレッチなどで役立つ「アナトミートレインの7つのライン」を絵を交えながらやさしく解説していきます。
セラピスト歴18年以上の私自身も、この考え方に出会ってから施術の見方が大きく変わりました。
「筋肉の場所」だけでなく「全身のつながり」を意識すると、お客様の満足度はグンと上がりますよ。

〇「アナトミートレインとは何?」
〇「どんなラインがあるの?」
〇「どうやって現場で活かすの?」

このように感じている方は最後まで見てくださいね。
ではいきましょう!

  1. アナトミートレインとは?
    1. 筋膜のつながりを「線(ライン)」でとらえたもの
  2. トーマス・W・マイヤースによる理論
    1. 筋膜ラインが体の動きや姿勢にどう関係するか?
  3. アナトミートレインの7つのライン一覧
    1. スーパーフィシャル・フロント・ライン(SFL)
    2. スーパーフィシャル・バック・ライン(SBL)
    3. ラテラル・ライン(LL)
    4. スパイラル・ライン(SPL)
    5. アームライン(AL)[前後4本]
    6. ファンクショナル・ライン(FL)
    7. ディープ・フロント・ライン(DFL)
    8. 各アナトミートレインの単語集
    9. 大きく言うと「7種類のライン」で細かく言うと「12種類のライン」
  4. アナトミートレインが活かされる現場とは?
    1. セラピスト(整体・マッサージ)での活用
    2. トレーニングやパフォーマンスで活かす
    3. 姿勢改善やリハビリへ活かす
    4. 実際のお客様に感じている具体例
  5. アナトミートレインを学ぶメリット
    1. 筋肉では見えなかった「つながり」に気付く
    2. 「自分の施術」や「お客様への提案の質」が上がる
    3. 専門性が高まり信頼されやすくなる
    4. アナトミートレインを知る「前・後」の自分
  6. アナトミートレインの学び方・資料・書籍
    1. 書籍・図解資料・講座
    2. セラピスト・トレーナー向けの学びのステップ
  7. まとめ|まずは7つのラインの違いを理解しよう
    1. 次に進むべきおすすめ記事

アナトミートレインとは?

アナトミートレインとは「筋膜のつながり」を「線(ライン)として捉えた」ものです。
身体はこのつながりで「動き」や「不調」を起こしてますからね。
ここでは、その基本的な考え方や「つながり」を解説します!

筋膜のつながりを「線(ライン)」でとらえたもの

筋膜(きんまく)とは、筋肉を包みながら、骨や内臓も含めて全身を繋いでいるものです。
最近では、この筋膜は単なる包みではなく、体の全体や「動き」にも関わっていることがわかってきました。
なので、アナトミートレインは、この筋膜をラインという形で表現し、

体の「どの部分」と「どの部分」が『つながっている』のか

を分かりやすくしたものです。
この考え方が頭に入ると

「肩こりの原因が実は脚にある」

などという痛みと原因のズレにも気づけますよ。
体は全身繋がっていますからね。
それを線(ライン)として繋いでいるのが「アナトミートレイン」です。

トーマス・W・マイヤースによる理論

このアナトミートレインは2001年に、アメリカのボディワーカー「トーマス・W・マイヤース」氏により発表されました。
2001年ってまだ最近の話ですよね。
トーマス・W・マイヤース氏によるこの参考書のまえがきにはこのようなコメントがあります。

“初版が2001年に発行されて以来、本書の考え方が広く浸透し、活用されてきたことは私の期待を大きく超えている。(中略)各種の身体教育者をはじめとするあらゆる専門家に対して、本書の考え方とその活用法を紹介してきた。”
参考:アナトミートレイン-徒手運動療法のための筋筋膜経線 第3版まえがき ⅳページ

ちなみにイレギュラーはあるものの、アナトミートレインには3つの簡単なルールがあります。
それは、

1.方向
2.深さ
3.介在面[かいざいめん]
⇒ルールから外れた行動をしない

ということです。
これまで「筋肉は単体で見られる」ことが多かったですが、トーマス・W・マイヤースは「骨や筋肉等の繋がりを重視」しています。
そのつながりを意識したルールが上記の3つであり、「アナトミートレイン」です。
そしてこのつながりは簡単に言うと「7種類」細かく言うと「12種類」として説明しています。

筋膜ラインが体の動きや姿勢にどう関係するか?

アナトミートレインは、ただの筋肉や筋膜のつながりというだけではなく、

〇「体の動き」
〇「姿勢の崩れ」

などにも繋がります。
たとえば、

〇長時間のデスクワークでは、背中側の「スーパーフィシャル・バック・ライン(SBL)」に負担。
〇「脚を組んだり」「座り方のクセ」があれば、一部の筋肉だけでなく全身に負荷が及ぶ

などがあるので、「一部」を見るのではなく「全身のつながり」を確認する必要が出てきます。
このように全身のつながりを考えると「なぜそこが気になるのか?」や「なぜその動きが苦手なのか?」という答えが見つけやすくなります。
そして「点」として現れるものも「線」としてつながると、たくさんのお客様の満足へもつながります。
次の章からは具体的なアナトミートレインを解説していきます!

アナトミートレインの7つのライン一覧

ここではアナトミートレインでのつながりを「7つの主要なライン」に分類しています。
まず、「ざっくりと7つのライン」を紹介。
詳細の内容は別ページでご案内していますので、そちらも含めてチェックしてください。
また単語が「カタカナ」で表現されます。でも意味は簡単なので覚えてくださいね。
下に解説していますので。
確認し直すと分かりやすく見えますよ!

アナトミートレイン7つのライン(SFL、SBL、LL、SLなど)を色分けして示した前面・背面・側面の人体シルエット図
もし、「筋膜がどこに付着しているか」を知るために、「骨の構造」も一緒に理解しておきたい方は、[こちらの骨の基礎記事]も見てくださいね!
まずはこれらから覚えよう!8つのランドマーク(骨指標)!

スーパーフィシャル・フロント・ライン(SFL)

足の甲から太もも、腹部、胸、頭部へとつながる体の前面のライン。
「反り腰」や「腹筋のアンバランス」、「巻き肩」などに関係します。

スーパーフィシャル・フロントライン(SFL)の位置と走行を図で解説|アナトミートレイン7ラインの一部

スーパーフィシャルフロントラインとは?アナトミートレインを解説!

スーパーフィシャル・バック・ライン(SBL)

足裏から頭頂部まで、体の背面を縦に走るライン。
立ち仕事・座り仕事などの「長時間の姿勢維持」に関係するので、「猫背」や「反り腰」、「下半身の緊張」にも影響します。

アナトミートレインの7ラインのうち、スーパーフィシャル・バックライン(SBL)の走行だけをカラーで示した図

スーパーフィシャルバックラインとは?アナトミートレインを解説

ラテラル・ライン(LL)

体の側面を走るライン。
「首の横」から「外側のくるぶし」までの「横ライン」が繋がっている。
体の左右のバランス等に関係します。

アナトミートレイン7つのラインのうち、体の側面を走るラテラルライン(LL)をカラーで示した図解

「ラテラル・ライン」とは?アナトミートレインを解説!

スパイラル・ライン(SPL)

体を斜めに走っているライン。
体の「ねじれ」や「回旋」の動きに関わる。
歩行時のバランス等に関わっている。

スパイラルライン(SPL)のみをカラーで強調したアナトミートレイン図。他のラインはグレー表示

「スパイラル・ライン」とは?アナトミートレインを解説!

アームライン(AL)[前後4本]

腕を通る4本のラインのこと。
具体的には「前側に2本」「後ろ側に2本」となる
肩こり、巻き肩、手の疲労や握力低下などに大きく関わる。

アナトミートレインのスーパーフィシャル・フロントアームライン、スーパーフィシャル・バックアームライン、ディープ・フロントアームライン、ディープ・バックアームラインの走行を一枚で示した筋膜ライン図。位置と役割の違いを簡潔に説明。

「アームライン?」「前側がある?」アナトミートレインを解説!

「アームライン?」「後側がある?」アナトミートレインを解説!

ファンクショナル・ライン(FL)

体幹と対側を繋ぐライン。
対側の肩や脚を繋ぎ、動作中の「斜めの動き」をしている。
「スポーツ」や「力が必要な日常動作」などで必要。

アナトミートレインのファンクショナルライン3種(フロントファンクショナルライン・バックファンクショナルライン・同側ファンクショナルライン)を比較した図。日常動作に関係する3ラインの走行と役割をわかりやすく解説。

「ファンクショナルライン?」「3つある?」アナトミートレインを解説!

ディープ・フロント・ライン(DFL)

体の深層部分を走っているライン。
体の深層部分を縦に走っており、「呼吸」・「姿勢維持」・「内臓機能」などに関わっている。

アナトミートレインのディープフロントライン(DFL)の走行経路を示した図。姿勢保持や呼吸に関与する深層筋群のつながりを視覚的に理解できる。

「ディープ・フロント・ライン」とは?アナトミートレインを解説!

各アナトミートレインの単語集

先ほども言いましたが「カタカナ」って辛いですよね。。
ですので、改めて日本語に直して単語を確認してみましょう。
単純なので、これらを確認したらホントに覚えるのが楽ですよ。

スーパーフィシャル:表面
フロント:前側
バック:後ろ側
ラテラル:側面、横側
スパイラル:螺旋(らせん)
アーム:腕
ファンクショナル:機能的な、実用的な
ディープ:深い

これらを見た後もう一度「各単語」を見直してみてください。

大きく言うと「7種類のライン」で細かく言うと「12種類のライン」

先ほどから、ここまで「7種類」と言ってきましたが、細かく言うと「12種類」のラインだということも覚えておきましょう。
その細かい理由というのはコチラ↓

〇アーム・ラインは細かく「4種類」ある
〇ファンクショナル・ラインは細かく「3種類」ある

このようになっています。
ですのでこれらを合わせると「12種類」ということですね。
その細かい内容は各記事に書いてますのでそちらで確認してくださいね。

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アナトミートレインが活かされる現場とは?

このアナトミートレインのつながりを線(ライン)だけで学ぶだけではもったいないです。
実際にお客様の体に触れていると、「たくさんの変化や違和感」を感じることは多いでしょう。
その効果をアナトミートレインの視点から「全身の関わり」を見るといろんなことに気づくことができます。

セラピスト(整体・マッサージ)での活用

私がセラピストとして施術をしてきた中で、

アナトミートレインの理解が「施術の幅を大きく広げてくれた」

と感じています。
例えば、

腰痛がある方でも、腰だけを施術して変化が薄い場合は、
スーパーフィシャル・バック・ライン(SBL)を通して
下半身や首の後ろを施術する

と、全身がゆるむことは多々あります。
特に
筋膜ラインの「始点」と「終点」を意識すると、原因がわかりやすいです。
ですので、ピンポイントではなく、全身がつながっていることが大切と実感するのは多々感じています。

トレーニングやパフォーマンスで活かす

運動指導やトレーニングでも、筋膜ラインを意識することで動作の質が高まります。
例えば、

お客様がスクワットで「うまくしゃがめない」とき、
つながりを考えると、下半身だけでなく「アームライン」や「スパイラルライン」の制限

も考えておく必要があります。
そして、お客様の体の硬さを考慮した
アナトミートレインを踏まえたストレッチやセルフケア
を提案をすると「効果が良い方向にいくため」お客様と私の信頼関係も大幅に変わります。

姿勢改善やリハビリへ活かす

「猫背」や「反り腰」といった姿勢の問題に対しても、アナトミートレインの視点は有効です。
たとえば、

前側のスーパーフィシャル・フロント・ライン(SFL)が縮こまり、背中が丸まるくなっているケースでは、
単に背中を伸ばすのではなく、前側をゆるめることで、
『姿勢全体が負荷がなくなる』

といった状態になります。
また、リハビリにおいても、
ケガをした部位だけでなく、関連するラインをアプローチすることで、
回復のスピードや質に差が出る
こともよく聞くことです。
初心者セラピストの方は「全身のつながり」という視点をぜひ持って頂きたいです。
また、今説明していた「セラピスト」・「トレーニング」・「姿勢改善」と言った内容を
「一連のお客様のケア」として考えて提案できるようになるともっと良いと思いますよ!

アナトミートレインの活用シーンを描いたイラスト。男性セラピストが女性クライアントに施術、前屈ストレッチ、姿勢チェックを行っている3つの場面を紹介。SBL・SFL・全身ラインを意識した指導を表現。

実際のお客様に感じている具体例

よく「肩こり」でいらっしゃる方を聞くと

「頭痛がしやすい」・「頭痛をしない」

という言葉を聞きます。
長年セラピストをやられている方たちはこの2パターンの違いで来店されるお客様がいらっしゃる方たちがいることをご存じでしょう。
この違いについてもアナトミートレインで違いを解説できます。
これは、

「アーム・ライン」でのコリ
なのか
「スパイラル・ライン」でのコリ
なのかの

違いです。
もちろん「お客様一人ひとり色んな疲れ方」がありますので『固定のコリ方』はありません。
しかし、アナトミートレインを掘り下げて施術していくと

『頭痛を感じる肩こりは「僧帽筋」』
『頭痛を感じない肩こりは「菱形筋」』

という形になっていきます。
これが「アームライン」か「スパイラルライン」かに関わります。
ですので、それに合わせた施術によってお客様が

「楽になった!」
「スッキリした!」

と仰り、他のスタッフ・店舗よりも差別化が付けられるのも確かです。
これが上記した「痛みと原因のズレ」でもあります。

アナトミートレインを学ぶメリット

ここまでアナトミートレインを、「全身がつながる一本のライン」として紹介してきました。
これを知ると、これまで見えていなかった「体のつながり」や「本当の原因」に気づきやすくなります。
でも「まだ難しそう…」と思うかもしれませんので、「学ぶメリット」を紹介しますね。

筋肉では見えなかった「つながり」に気付く

セラピストになると序盤に覚えるのは、「筋肉の名前」や「場所」・「働き方」です。
しかし実際お客様を担当していると

〇「痛い場所」と「原因の場所」が違うことも多い

です。
具体的に言うと、

「腰がつらい」と言われて腰を押しても楽にはならない。
しかし、
「下半身」や「首の後ろ」をやっただけで腰が楽になった!

となる方もよくいます。
そのような状態の方はアナトミートレインが影響して腰に負担がかかっていた証拠かもしれません。
そのため、アナトミートレインを理解すると、筋肉同士の「縦」や「斜め」などのつながりまで目を向けられるようになります。
これを把握できるようになると施術の考え方は大きく理解できるようになるでしょう。

アナトミートレインを学ぶメリットを示す図解。左側は筋肉単体の視点、右側はラインで身体全体のつながりを見る視点を比較。ふくらはぎから首までの筋膜のつながりを可視化。

「自分の施術」や「お客様への提案の質」が上がる

初心者セラピストの時は「ここを施術しよう!」と先輩に教わった通りの施術だけの発想になります。
私もそうでした。
しかし、お客様の体は人それぞれです。
ですので、一人一人のお客様に合った施術が必要になります。
それを見つける方法の一つにアナトミートレインがあります。
アナトミートレインを踏まえた施術ができれば「どこが緩めば全体が緩むかな」と見えてきやすいです。
例えば、

「肩が上がらない」と言っているお客様に
「反対側の肩や腰」をする

こともざらにあります。
このような「つながり方の視点」を持てるようになりますよ。
そしてこのお客様に合ったアナトミートレインを見つけることができれば、
お客様に合った自己ケアを見つけることができる
ので、お客様自身のライフケアが良くなります。

専門性が高まり信頼されやすくなる

お客様は、「なんとなく気持ちいい」だけではなく、
根本的な変化や説得力のある施術
を求める方が増えています。
その一因としてリラクゼーション・整体師・接骨院等の種類・件数が増えているからかもしれません。
ですので、ちゃんとアナトミートレインを知っていると、

「この人はよく知っている」
「体のことを深く見てくれてる」

と感じてもらいやすくなります。
私も、アナトミートレインを学んでから「体の説明をしやすく」なりましたので指名やリピートが格段に増えています。
経験が浅い方でも、「専門的な理論をわかりやすく伝えられるセラピスト」は、それだけで信頼されますよ。
アナトミートレインはその「信頼される力を支えてくれるツール」の一つであることは間違いないです。

アナトミートレインを知る「前・後」の自分

私もアナトミートレインを知らない時期はありました。
アナトミートレインを知ったのはセラピストを初めて8年くらいでしたかね。
アナトミートレインを知って一番実感してるのは、

「安定した施術ができる」

ことですかね。
アナトミートレインを知るまでも体の勉強ずっとしてました。
しかし、知っていても・学んでいてもお客様の体となるとピンと来なかったのが実感です。
ですが、アナトミートレインで「体のつながり」を「理論的に」把握すると、今までの「点」が「線」となって一気に繋がりました。
これが現在でも繋がります。
このつながりが出てくるとお客様とのやりとりでも

「どうして辛い場所が分かるんですか!?」

などのコミュニケーションも増えます。
もちろん、コチラはそのような質問は何もしていないですよ。
理論的に負担のかかっている筋肉・ラインをたどっているだけです。
でもお客様からすると、

「そうです!そこが辛いんですよ!」

となっています。
このようなやりとりが「安定してできる」ようになりましたね。
このブログには「トリガーポイント」も含めて紹介していますが、そのトリガーポイントも含めてアナトミートレイン上で施術をすればすごく精度の高い施術になります。

アナトミートレインを覚えたいけど、もっと「体の基礎から学びたい」と考えている方はこちらもどうぞ!↓
まずはこれらから覚えよう!8つのランドマーク(骨指標)!

アナトミートレインの学び方・資料・書籍

「アナトミートレインに興味はあるけど、どうやって学べばいいの?」
そんな方のために、初心者でも始めやすい学習方法や資料、学びのステップを紹介します。
私自身もはじめは、専門用語や図の多さに戸惑いましたが、「順番と視点」を押さえれば大丈夫。
焦らず、自分のペースで一歩ずつ理解していきましょう。

書籍・図解資料・講座

書籍名アナトミートレイン-徒手運動療法のための筋筋膜経線 医学書院

私がこのブログで解説している本です。
内容は専門的ではあります。
しかし、図も豊富なので、ゆっくり読めば理解しやすい本ですよ。
初心者の方はいきなり初めから読むのは大変なので、興味のある部分から読み始めればいいかと思います。

他にはどんな資料がいいか?〇インターネット
〇SNS
〇ブログ

まずは「大まかで7種類のライン(つながり)」を確認しやすいものが良いでしょう。
私のブログ含め、SNS等でも信頼しやすいものから入るのもOKですよ!
ご自身で確認しやすいもので見てくださいね。

より深く知るには〇入門講座や動画講座
〇自分の疑問を解消できるセミナー

「大まかな7種類のライン」が分かるようになれば、「自分の持っている疑問」を解消できる環境に行くのが一番です。
日本にもたくさんの研修会場やオンラインセミナーがあるのでそのような場所を活用してください。
私も皆様からの需要があれば動画や教材を作っていきたいとも思っています。

セラピスト・トレーナー向けの学びのステップ

私自身や後輩セラピストと実際に取り組んでいる「学びのステップ」です。
①「ラインの名前」と「大まかな走行」をざっくり知る
まずは、

「7つのラインの名前と位置関係」

を簡単に頭に入れます。
すべて完璧に覚える必要はありません。
「体の後ろに走るのがSBL、前はSFLだな」くらいでOKです。
② 日々の施術に「ちょっとだけ」を意識してみる
あらかじめ勉強していた内容のお客様を担当する場面がきたら、

「この硬さはここも関連してたでしょ?」
「このような症状を訴えてたお客様は、このような症状も訴えてたでしょ?」

などと日々私と一緒に確認しています。
その上で「ライン」や「体の図」を振り返っています。
これを繰り返し行っていると本当に身に付きますよ。
③ 興味のあるラインを深掘り
一回で覚えられる内容ではありません。
繰り返す必要があります。
ですので、自分が覚えやすい内容を頭に入れ、それだけで良いので反復して確認しましょう。
覚えることができたら、そこから派生する関連部を覚えるとどんどんと広がりますよ。
④ 人に説明してみる(アウトプット)
お客様や同僚などでいいので、

まだアナトミートレインを理解していない人たちに
「簡単に伝える」

ということもやりましょう。
「簡単に伝える」ということができる状態であれば、自分自身も「かみ砕いて覚えた証拠」ということですからね。
「理解が深まり」「専門性も伝わり」ますので、分からなくなったら本で確認すれば良いだけです。

まとめ|まずは7つのラインの違いを理解しよう

アナトミートレインは、筋肉や筋膜を「ライン=つながり」として捉え、これまでバラバラだった身体の理解が「立体的に」見えてきます。
まずはラインの名前や大まかな位置関係を知りましょう。
そして、自分の施術や関心のある部位とつなげながら少しずつ覚えて行きましょう。

次に進むべきおすすめ記事

もっと具体的に知りたい方は、以下の記事も見てみてくださいね。
〇施術者へ!「ディープフロントラインを緩める施術」を考えてみよう!

〇【肩甲挙筋を緩める方法】アナトミートレイン中心に考えてみよう!

〇【筆者の施術】こうやって肩首をほぐしています!考え方を具体的に!
自分の興味のある内容や、現場でよく聞く内容を知ると、より理解が早まりますよ。

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