こんにちは!セラピスト・整体師・ダイエットアドバイザーのゆーパパです!
今回は「セラピストが抱える悩み」について13種類書きました。
セラピストとして働いていると、お客様の施術に集中するので、自分自身が抱える悩みに気づかないことがあります。
また、セラピストに興味あるけど、
「やりがいはあるけど、どんな課題があるの?」
といった疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、私が実際に経験した「13種類の悩み」、「26種類の経験」を解説します。
悩んでいるのはあなただけではないですよ♪
ではいきましょう!
1.収入の不安定さ
まず第一に出てくる悩みが「収入が不安定」ですよね。
私たちは業務委託・個人事業主で契約することが多いです。
そのため、安定した収入が難しいと感じている方も多いでしょう。
「収入がゼロ」ということも可能性としてありますからね。
でも私は運よく、新人時代に「収入の不安定さ」は感じませんでした。
おそらく最初に勤めていた会社が「あること」を必死にさせていたからでしょう。
別記事で書きますので、少々お待ちください。
でも「新人時代に無かった」というだけで、「まったく収入に困らなかった」というわけではありません。
したがって、「収入の不安定さ」については、主に「店長時代」を書いきますね。
Case1.『店舗のオーナーをやるか』と言われた件
この時期、「店長時代」を経て『一店舗のオーナー』をやってみるかと言われて行った時期がありました。
最初に結果を言えば「散々な結果」でした。
スタッフ・店長時代も個人事業主・業務委託として働いていました。
しかし、オーナーともなれば個人事業主としてのリスクはさらにのしかかり、
それが出来たうえで「自分の収入」を得る
ということは簡単ではありませんでした。
しかも、「私が立てた方針が自分の収入に直結」しますしね。
詳しい内容は割愛しますが、
「手取り35万円」の時期もあり、
ジェットコースターのような生活
を過ごしていました。
これを振り返ると、
「店舗運営におけるリスク」
「収入が安定するにはどうしなければいけないか」
そして「自分が必要とするお金をどのように捻出するべきか」
など色々と考えるようになりましたね。
Case2.自信を持って最初の会社を辞め、独立を考えようとしていた件
私は独立心が強く、最初に勤めていた会社を辞め、技術を磨こうと2社目に勤めた時期がありました。
この時期は「見習いオーナーの時期」も経ていたので、
「収入の安定化」
「経費としてかかるお金の管理」
など経験済みです。
しかし、最初に結果を言えば「まだまだ実力不足」で独立を断念しました。
ですが、ここで言いたいのは「独立断念」ではなく、「収入の不安定さ」の経験談。
セラピストとして12年以上経ち、それなりにいろいろなことを経験していましたが、かなり苦戦した時期でした。
「指名は下がる一方」
「一生懸命やっているのに結果にならない」
これらの負のスパイラルを過ごしていました。
しかし、
お客様はいらっしゃるし、歩合率も良い方でした。
でも、収入が安定することはありませんでした。
そしてコロナ禍になったのも相まって、関東にいましたが、東北に引っ越すこととなり、そこでの挑戦は終わりました。
今感じていることをしっかりとすれば「結果は変わっていたのかな」とも思います。
これに関しても別記事で書きますね。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から私は以下のようなことを意識するようになりました。
〇収入が安定するにはどうするか
〇自分にしかできないことを発信する
〇お金を管理する
これらはセラピストとして収入の不安定さを解消させるには必須だと思います。
私自身の新人時代には「収入の不安定さ」は感じませんでしたが、新人以降は「収入の不安定さ」に苦しんでいました。
そして2社目に勤めた店舗では、最初に勤めていた会社の「あること」を必死で行っていませんでしたね。
これに関してはあとで書きますね。
セラピストの年収・給与を徹底解説!業界の現状と稼ぐためのポイント:「稼ぐ施術」を身に付けよう!
2.体力的な負担
そしてセラピストは体力仕事でもあるため「体力的な負担」も考えなければなりません。
私の体にも負担が掛かってないわけではありませんよ。
しかし、セラピストとして仕事をするからには「疲れる原因」を知り、「どのように解消できるか」を知らないといけないとも思っています。
ここでは私がどのように身体に負担が掛かったことがあるのかを書きますね。
Case1.ぎっくり腰になった件
何度もぎっくり腰の経験はあります。
しかし、何度も経験しているうちに原因が分かりました。
ですので、自己ケアさえ怠らなければ「ウッ!」と腰に手を当てることはありません。笑
これはやはり「長時間の施術」が原因だと思っています。
しかし、長時間の施術を行っているだけではなく、
それが背中や膝まで負担がおよび、
結果的に腰まで広がって
痛みを伴っているのだと思います。
お客様に「腰辛そうですね~」
と言いながら
「この姿勢は、腰が痛いよ」
と心の中で思い、施術…
しかし、お客様が気持ちよくリラックスして過ごしてもらうためには「同じ姿勢を維持して行う」ことは必要な作業。
その長時間同じ姿勢でいるリスクも私たちが得る対価だと思ってやっています。
そして私たちは技術者としてのプロでもあるためその対策や予防策を知らないといけないとも思っています。
Case2.手首や親指が痛くなる件
セラピスト・整体師を18年以上やっていますが、これは今でもあります。
しかし、今では「またか。」と軽く思うくらいで、自己ケア次第で痛みは通りすぎていきます。
私たちの業界では「体重圧」という単語が頻繁に出てきますよね。
これは、
かつ
「お客様に心地よく受けて頂く」ために必要なこと
だと思っています。
しかし、この「体重圧」の代償が「手首や親指」に負担となって現れます。
そのため、「適度な休息」や「正しい姿勢」が必要です。
また自己ケアとしても、
「ストレッチ」
可能であれば「自分の高さに合ったベッド」
などもあると良いですよね。
このように長期的にセラピストとして活動するために自分自身の健康管理も考えた対策・予防策が必要となります。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から私は以下のようなことを意識するようになりました。
〇長時間の施術によるリスク
〇同じ姿勢によるリスク
〇リスクから考えた自分の対策とその予防策
〇長期的な目で考える
「自分の体力的な負担」を知ると、お客様の生活でかかっている「体力的な負担」や「その自己ケアに対する視野」も広がりますよ!
3.お客様とのコミュニケーション
そしてお客様とのコミュニケーションも「楽しい」面もありますが、「イヤだ・辛い」と感じることもあります。
どんな仕事でも「辞めたい理由」の上位に「人間関係」があがりますし、それが「お客様とのコミュニケーション」と挙がる人も多いでしょう。
Case1.いつも話が盛り上がっているお客様を初めて担当する件
先輩スタッフが担当するといつも会話が盛り上がっていて
と他人事のように感じていたら、自分が担当することになった。
どうしよう…と悩みながら日々過ごしていたらいつの間にか当日に。
いつも先輩が担当するしているように
と当たって砕けろ精神で担当したら何も会話は弾まず気まずいままでコースの時間終了…。
そのお客様がいらっしゃるたびに「気まずいな…」と思い働いていましたよね。笑
Case2.丁寧・正確にお客様の要望を理解しようと思ったら返事がなくなった件
お客様への施術が多くなり、
「コミュニケーションは重要だな」と感じてきた頃。
その日担当したお客様に、
「力加減大丈夫ですか?」
「この凝り目立ちますけど気になりますか?」
など様々な質問を問いかけ、
お客様の意見に耳を傾けよう!
と必死にやっていたら、聞きすぎたのが仇になり、終盤は問いかけに対して「無視」に変わり、その日のコース時間は終了。
私だってこれらのことはいくらでもありますよ。
なんなら今でもあります。笑
この悩みから感じたこと
この2点の経験から私は以下のようなことを意識するようにしています。
〇お客様の要望に耳を傾ける
〇お客様が安心・疑問を持たないような問いかけもする
〇言葉以外の気遣いさ
〇時間をかけて信頼関係を作る
これらのようなことが重要になります。
「私、セラピスト」が本音で語ります!仕事の「裏・表」「将来性」:「稼ぐ施術」を身に付けよう!
4.技術や知識の限界
次は知識や技術についてです。
この知識や技術については、
と自分のスキルに限界を感じる時期がきます。
もちろん私にもありました。
Case1.「研修で学んだ」と思って気合入れたが、直後に打ち砕かれた件
技術を向上させるために、先輩スタッフも研修に付き合ってくれたりもします。
そして実際に先輩の施術を受けてみると、
と感じる施術をしているので、
と、さらなる学びの重要性を感じることも多々あります。
その中で先輩が教えてくれる施術の内容で、
研修でたくさん練習をし、「上手くなったよ、お客様に実際にやってみな」
と言われ、私も言われたことで自信が付きました。
しかし、実際に担当したお客様にやってみたら、
大きな反応は無し、何ならいつもより悪いかも…と感じる。
しかし、そばでお客様を担当している先輩スタッフは「その施術」をしながら、楽しそうにコミュニケーションを取り、
しまいには「また次もよろしくお願いします!」
と言われ、新規で指名獲得している。
自分にはスキルが足りない以前に「向いていないかも」と感じた。
Case2.同期のスタッフが成績を出しているのに自分だけ悪いと感じた件
私が「新人時代から10年以上勤めていた会社」では「毎月全スタッフの成績の一覧」が送られていた。
そこにはリピート率など含めて様々。
その数値を見ると仲がいい同期のスタッフは上位にいるが私の成績は下から数えた方が早い。
先輩スタッフからは、
と言ってくれたり、焦らないことの大切さや
と、私のことを落ち着かせてくれている。
しかし、そう言ってもらっても現実の私の気持ちはそうもいかないし、プレッシャーも感じる。
どんどん同期と離されていくような感じがして、
と嫌悪感に陥っていく。
思い出しますね。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から私は以下のようなことを意識するようにしています。
〇周りのスタッフは自分が思っている以上に継続的に学習していた
〇周りのスタッフは技術向上の具体性があった
〇継続的に学ぶことを楽しそうに行っていた
先輩スタッフ含め、周りのスタッフにこのようなことを感じました。
もちろん今もこのような意識を持つように活動していますよ。
5.集客の難しさ
また、いくら技術を磨いても「集客が難しい」という問題もありますよね。
「今日は暇だね」っていう会話を何度したかですよね。笑
この集客の課題については以下のような悩みがありましたね。
Case1.冬の朝「午前8時から」の朝ビラを行った件
なかなか「普段の宣伝」でお客様は来ず、
という話が出た。
開始時刻が「朝8時」なので、店舗には8時前には到着することに。
普段「11時オープンのお店」なので「朝8時」は相当早い…。
「冬の朝」でもあったので、寒さも相まって、より「朝が早いと感じる。
でもお店のため・自分のためと思って頑張ってチラシを配った。
また、
という共通の認識はあったので、2週間分を振り分けて行った。
しかし、私たちの頑張りほど効果はなく、体力が消耗されただけ。
悲しかった…。
Case2.DMを作成し送ろうと決め、結局「DMだけで毎日が終わる」件
毎日が暇だと感じ、
「以前よく来ていたお客様をターゲットとしてDMを作成しよう!」
という話になり、どんなお客様が来なくなったのかを明確にリストアップしました。
「やっぱり施術が良くなかったのかな?」
なんてこともみんなと話し合いながらお客様との信頼関係も見直しながら集客に頑張っていました。
しかし、来る日も来る日もDM作成ばっかり行っていて、お客様を担当することはなく、
継続的にDMを作成し、一生懸命「お店のため・自分のために」と努力していました。
しかし、作成に集中しすぎて、自分の給料まで削ることになっていました。
色々と考えちゃいましたよね。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇いらしたお客様は私たちに信頼感を得ていたのか
〇一瞬だけ頑張るのではなく、継続的に行うことが必要
〇ネットなどのオンラインでできることはないのか
〇どうして口コミなどが無かったのか
これらのことを考えるようになりましたね。
セラピストを目指すのは危険?よく聞く「やめとけ」の真相とは:「稼ぐ施術」を身に付けよう!
6.自分の健康管理
そして自分の健康管理も重要です。
お客様の健康管理は考えたり・提供したりしますが、自分の健康管理についてはおざなりになりやすいのもセラピストの特徴でしょう。
そのように自分の健康管理をおざなりにしてしまうと、体の不調やストレスを抱えるようになります。
本当に「身体的な負担」「精神的な負担」は多い仕事なのでこの重要性は考えた方が良いです。
って言いながらも私も失敗してますけどね。笑
Case1.睡眠不足がたたり、施術中にふと寝てしまった件
やはり20代の時は体力があります。
ですので、夜中まで起きていられますし、次の日も元気なんですよね。
しかし、これを日々続けていると、
一旦眠くなってしまうとその睡魔からはなかなか逃れられず。
するとお客様から、
との声。
と我に返って始めて目が冴え、とっさに「寝てませんよ」と言い内心冷や汗を掻きながら施術を続行。
何とかその場を過ごしたものの、
2度目の冷や汗を掻き、正直に答え、The End。
そこからは「睡眠不足はいけないな」と思いながら、内省を繰り返す日々。。
Case2.食生活の乱れとストレスが相まって、胃腸炎を起こしてしまった件
少しずつですが、経験値が上がりちょっと自信が付いてきた20代半ば頃。
お客様には、
「バランスの取れた食生活は基本です」
「メンタルのケアも重要ですからリフレッシュした方が良いです」
なんて言っていますが、自分に置き換えると何一つやっていなかったあの頃。
という日々を過ごしていました。
もうこの先は書かずとも想像つくかと思いますが、そんな日々を過ごしていたある日、今までに感じたことのない腹痛を感じました。
そして、腹痛は一向に治まらず、そのまま救急車に運ばれました。
しかも、次の日は中学校の同窓会の日で、久しぶりに同級生と会うことを楽しみにしていたのに、そのまま出席できない状態に。
診断は、
とのこと。
3日くらいは飲まず・食わずで点滴のみの栄養補給。
4日目にしてお粥を初めて口に。
4日目に食べたお粥は病院食の普通のお粥でしたが、
と感動しました。
12~3年前の話ですが、その感動は今でも忘れません。
これぐらい「食べること」は生きる上で必要なんだと改めて実感し、食生活が乱れることは「心身の健康」に大きく関わるんだと実感しました。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇お客様にアドバイスしている「ストレッチ」や「筋トレ」を実践し、できたものを提供する
〇バランスの取れた食生活を実践
〇睡眠不足にならないように徹底する
〇「自己ケア」に対する優先順位を上げる
基本的なことではありますが、「知っている」ではなく「実践する」が大切です。
7.プライベートとのバランス
そしてプライベートな時間も必要です。
そもそも私たちリラクゼーション業界はサービス業であり、お客様の生活リズムの都合に合わせて仕事をするため、不規則な勤務時間になるのが特徴でもあります。
そのため休息の時間を取りづらかったり、自己管理が難しかったりしますよね。
今は散々内省をしているので違いますが、「過去の私」もその一人です。
Case1.自己管理が上手くできておらず、風邪引いたときの代償が大きい件
「店舗の売上に!」
と、率先して働いていた時期がありました。
月2~3日の休みぐらいでしたかね。
ですので、「休息の時間」や「十分な睡眠時間」も確保していませんでした。
お客様には、
と言い、その重要性を伝えていたんですがね。笑
したがって、次回予約の対応は休みを返上して行っておりましたし、プライベートの調整なんてこともできていなかったです。
4~5年程はそんな生活をしていたので、一年に一度大きな風邪を引きました。
単にのど風邪ですが、「まったくと言っていいほど声が出ません。」
どれほど声が出ていなかったか表現しにくいですが、
声がガラガラなことも特徴である有名プロレスラーより声が出てないです。(表現が申し訳ないです)
なので、ろくに会話にならないんですよね。
一度なってしまうと、2週間ほど声がでません。
健康を売りにしている人がこの症状じゃいけないです。
クレームはありませんでしたが、日頃、お客様に伝えていた内容の説得力は半減以下だったと思います。
Case2.プライベートとのメリハリが付かず、スーツが私服になっていた件
上記で表した月2~3日の環境では仕事と私生活の境界線などなく、
「一日」・「一週間」と振り返ってみると「生活間の中でメリハリ」はありませんでした。
その頃スーツを着て出勤していたのですが、ほぼ毎日仕事なので、
という状態でした。
久しぶりの休みと言えば「ほぼ一日寝てる」という過ごし方だったので、なおさらです。
今振り返ると「よくそんなことしていたよな」と自分で思います。
やはりワークライフのバランスは必要です。
心身をリラックスさせるために趣味の時間やリラックスさせる空間・時間を作りましょう。
しみじみ思います。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇ワークライフバランスが保てると「セラピストとしての健康と幸福感」を得ることができる
〇自己管理の重要性を実感しお客様にも伝えやすい
〇睡眠等の体の基本が大切だと実感できるし、施術の重要性も伝えやすい
私も「仕事が生きがいの一つ」と考えている人間ですが、やはりそれ以外の時間も必要です。
8.キャリアの将来性
そして「将来の自分はどうなるのか?」という不安もありますよね。
これに関しては「今の私」も感じていますよ。
ですので、生きている限り「将来に不安を持つ」のはある種『当たり前』なのかもしれません。
私の過去の失敗談はコチラ↓
Case1.新人時代「店長にタオルを投げつけられた」件
研修からデビューして1ヶ月ほど経ち、人生の中で初めて「働く」ということを経験しているので、
と期待と不安で過ごしていました。
当時の私は、「施術」に対しては自己成長の意識が強かったのですが、
受付作業だけはなかなかスムーズにいきませんでした。
そんなある日、私がいつものように「土日の忙しい時間帯」で受付作業にテンパっていました。
お会計はスムーズやってないし、次の予約のお客様は待たせているし、と。
その悪循環をオープンから夕方まで繰り返していると、
と当時の店長が「受付いる私」に向かってタオルを投げつけました。
店長は「他のお客様の施術をしている最中」なんですけどね…。
「私の足」に当たり、
店内のスタッフ・お客様、全員シーン…と。
私も青ざめたまま、接客を続行。
お客様も私に気を遣い、丁寧に且つスムーズに対応してくださいました。
しかし、私はこの件で「辞めよう」とは思わなかったんですよね。
これは「昭和生まれの私」だからでしょうか。
20年近く経っても記憶にハッキリとありますね。笑
その私は
と、この時点で「自分の成長に対して限界」を感じました、、。
Case2.店長を目指していたが、なかなか成れなかった件
いろんなことを経験しながら「5~6年経ってくる」と次のキャリアUPが見えてくる時期です。
それは店長という立場。
やはり、
「カッコつけたいお年頃」
でもあるので「店長になりたい!」と思っていたのは事実です。(自分だけか?笑)
また他の先輩スタッフからは
などとの声もあったので、
「自分の将来的なキャリア」を色々と意識するようになりました。
その頃の私は「独立や開業」というのはピンと来なかったので、
「店長としてのキャリアUP」という道を考えました。
という気持ちがどんどんと強くなっていましたね。
しかし、
何ができるようになったらいいのか?
という疑問ばかりで何をしたらいいのか分かりません。
そんなモヤモヤが心の中にある時、
「同期で一番仲の良かった友人」が、一番最初に店長になりました。
と聞いたら、
「何もしてないよ」
との返答。
って言われて行ったら
「店長ね」って言われた
と。
私からしたら「は~??」でした。
そんな同期を見ながら自分なりに一生懸命やっていましたが一向になれません。
それなのにその同期は
と言ってエリアマネージャーになりました。
その同期がエリアマネージャーまでになったあとに私も店長になりました。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇「自分がなりたいキャリア」以外にも道はあることを知ること
〇「新しい自分になる」ことはみんな不安を感じている
〇自分だけで考えすぎずに「周りと相談」すること
新しい自分になることは「不安」だらけですが、それを達成できた時は嬉しいです。しかし、「簡単なこと」ではないことも覚えておきましょう。
人気セラピストになろう!その「特徴」と「25万円までの行動」:「稼ぐ施術」を身に付けよう!
9.職場での人間関係
次は職場での人間関係について書いていきますね。
これもよくある話ですよね。
「上司との関係性」
「同僚とのコミュニケーション」など。
ここでは私の経験として以下の2つを書いていきますね。
Case1.自己中心に働いているスタッフの件
やはり店舗では「チームとして」働かなければいけませんよね。
ですので、良好な人間関係を築きたいと思っているところではありますが、
は、やはりいます。
誤解が無い様に先に言っておきますが、私たちは誰もが「自己中心的」です。
しかし、チームでいる以上、どこかで自分が折れないといけませんし、店長という立場でチームのリーダーがいるわけですから、その店長の指示を中心にして私たちは動くべきです。
でもいるんですよね。店長を任せれているわけではないのに、
「だから私の言うことはみんなもやるべきなんだよ!!」
と言っている人。
このような人がいると、どうしてもチームとしての信頼関係は薄れてしまいます。
そして、ストレスが溜まりやすい環境にもなります。
そのことによって「退社」という選択肢を選ぶ方も少なくありません。
私も心が折れそうになったことはありました。
もっと建設的な関係を築きたいですよね。
Case2.カッコつけているようにしか見えない店長の件
やはり、全ての人ではないですが「カッコつけている店長」はいます。
こうなると部下であるスタッフは、
「ん??」
となってしまいますよね。
でも、その店長も「スタッフ時代」があり、その時は頑張っていたのでしょう。
だから店長になれたんですからね。
しかし、店長になり達成感が湧いてしまったんですかね。
私も店長をしていたことがありますので、
「店長の気持ち」も
分かります。
私も職場内のトラブルのトラブルを避けるために、
「店舗をこんな風にしていこう!」と気合を入れてやっていました。
しかし、その意気込みが
になっていたようです。
スタッフとの良好な関係を築きたい一心だったんですけど、受け手としては違ったんですね。
ですので、
「私の意気込みが原因」で肉体的にも精神的にも不健康となってしまい、退職や異動となったスタッフもいました。
今考えると申し訳ない…。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇職場内でのトラブルを事前に知っておくこと
〇自分のストレス軽減の場所・環境を作っておく
〇日常的なコミュニケーションを取っておく
〇お互いの「精神的な健康」を意識して行動
これらのことは非常に重要です。
10.自己評価の低さ
そして自己評価の低さに悩む方も大変多いです。
やはりセラピストという仕事はお客様の反応がダイレクトに伝わる仕事なので、
お客様の反応自体が「自信を持てない原因」となったり、それが続くとことで「毎日の出勤」自体が『自信なさげ』となります。
もちろん、私にも「お客様の反応にビクビクしていた時期」はありましたよ。
Case1.同期のスタッフは指名が多く、自分が圧倒的に少ない件
私は、新卒でこの業界に入ったので同期のメンバーがたくさんいました。
そして、店舗は20店舗近くあったので、同期ですが配属先はバラバラです。
そのため、何カ月かに一度飲み会をすることがあり、それぞれの報告をし合っていました。
自分では、
「自分の成長具合」
を伝えようと意気込んでいると、周りの方が成長していました…。
その時、人生で初めて「自分と他者を本気で比較」をしたかもしれません。
よく、
「長期的な視点で見た方がいいよ」
なんて言いますが、現実を突きつけられるとそんな気にはなれません。
私は指名が2~3人いましたが、同期の人たちは5人以上いました。
最初の時期って理由は無いですけど、
で、モチベーションが違いました。
と凹んでいましたね。
Case2.何度も先輩スタッフが担当したあと、新人の自分が担当しなきゃいけない件
店舗では「超常連さん」っていますよね。
しかも特に指名も無くいらっしゃる方。
この方に「初めて担当する時」って緊張しますよね。
そして自分が初めて担当する時に限って、
「3~4回連続で先輩スタッフが担当」した後にやることになるので、
お客様に「自分が新人である」感が伝わりやすいのでやりにくい…。
実際、施術がスタートすると10分もしない内に
と言われるんです。
と内心で思ってしまうが、もうどうすることもできないので、頑張って施術するだけ。
前回、先輩スタッフが担当しているから「他者との評価がしやすいんだろうな」とも感じながら。
そして心の中では、
とも心で叫んでいるんですよ。
何とかコースも終わり、数日経ったある日、またそのお客様が来店する日が来るんですよね。
先輩スタッフが担当していると
と不安を感じながら他のお客様を担当する。
こんな日々を何度も過ごしていると「自信を持てない原因」がどんどんと積み重なり、「自己評価の低さ」に繋がってしまうんですよね。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇自分ならではの長所を見つける
〇自己評価を高める方法も意識的に行う
〇先輩や同期からのサポートを積極的に受け入れ、行う
〇自分が「進歩する姿」を素直に喜ぶ
「周りからの評価」がダイレクトに来る内容なので、すぐの「気持ちの入れ替え」は難しい問題ではあります。
しかし、気持ちを入れ替えないと次に進めないのも事実ですよ。
「セラピストとして指名ができるのは嬉しい!」あなたへの一案を提供:「稼ぐ施術」を身に付けよう!
11.お客様からの意見・感想
お客様の感想って「いい感想」もあれば「悪い感想」もありますよね。
その感想次第では「心身のリフレッシュ」にもなれば「心身のダメージ」になることもあります。
ここでは私の「心身のダメージ」について書きますね。
Case1.施術中にお客様が急に立ち上がって「帰る!」と言った件
新人時代、マニュアルの施術を時間内で終わらすのに必死でした。
その時に担当したお客様は、「何度か来店している方」で、店舗で販売している「回数券もお持ちのお客様」でした。
その方に対応したときです。
その方に必死で施術をしていて、丁寧に接したいので施術中にも何度か声掛けもしていました。
しかし、時間が経つにつれて、私の声掛けに反応がなくなりました。
そしてコースの中盤くらいに差し掛かったときに、お客様が無言で立ち上がり、
と言われました…。
お客様は自分の荷物を早々とまとめ、店内の入り口まで行った途端、
と言い、持っていた回数券を店内に投げつけ、そのまま帰られました。
もちろんそれっきりその方はいらしていません。
よく、
というセリフはリラクゼーション業界以外でもよく言うセリフですが、随分と「厳しいフィードバック」でしたね。笑
その影響でだいぶネガティブな感情になりました。
そしてモチベーションの維持も大変でした。
「今日の出来事は大変だったけど、この経験を糧にして成長していこうね」
と言われましたが、新卒の自分には傷が癒えるまでには時間がかかりましたね。
Case2.「強く押して!」と何度も言われ、その結果「肋骨を骨折」させてしまった件
この出来事はこのリラクゼーション業界に勤めて、6~7年くらいの出来事でした。
この頃は「店長見習いの時期」でもあったので、技術もある程度向上していましたし、仕事への自信もだいぶ付いていました。
そんな中「指名のお客様からの紹介」でいらした女性のお客様を担当することになりました。
久しぶりに施術を受けるようで、慢性的な疲れが溜まっており、
とのことでした。
たくさんコミュニケーションを取ることができ、「来店から退店まで」楽しい時間を過ごしていましたが、問題発覚は2~3日後のことです。
そのお客様から店舗に電話が来ました。
と。
「しかし、時間が経つにつれて痛みが増し、病院に行ったら『肋骨が折れている』との診断を受けた」
とのことです。
電話を受け取っていた私も
と確信し、血の気が引きました。
どうして確信できたのかというと、
「そこが辛いから強く押して!」と何度も言われ、確認・心配しながらも私のMAXに近い強さで押していたからです。
本社にも連絡し、上司と直接お詫びをしに行くと
「このままお前の会社を訴えてもいいんだからな!」
と、そのお客様の旦那様に言われました。
何度も誠意を持って謝罪し、大きくならずに済みました。
やはり、初心は忘れてはいけませんね。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇先輩や上司も同じ失敗をしているので当時の話を聞く
〇失敗は「成長の機会」として捉え「前を向く」
〇「自分のモチベーション維持の方法」を知っておく
私が自分で振り返ってみると「やばい奴だな」って自分で思いますね。笑
【業務委託で稼げないと悩んでいるセラピストへ】この3点を見直そう:「稼ぐ施術」を身に付けよう!
12.技術の維持と向上
次は技術の維持と向上についてです。
これは1年目というよりは「2年目以降」に悩んでいましたね。
少し店舗の基本業務に慣れてくると「自分の技術」に目が行くようになります。
自分の課題が見えてくるので「技術を向上させる」または「この前良かった技術を維持させよう」なんてことを思うようになるでしょう。
そして「同期や先輩の技術」も気になってきますよね。
それらについての私の失敗についてを書いていきます。
Case1.自分だけ「スクールに通わなかった」件
私はスポーツトレーナーの専門学校に通い、卒業後すぐにリラクゼーション業界に入りました。
そして卒業後もトレーナーの勉強は続けていたので、同期のスタッフよりも体の知識には少し自信がありました。
ですので、強制ではなかったので、
を取りませんでした。
今振り返ると、
と思っています。
その理由は、
からです。
「お客様への施術」とは「お客様が喜ぶ施術」でもありました。
したっがて、スクールで行っていたのは、
ということでした。
当時の私は「スクール=体の勉強をするだけのところ」という解釈でした。
ですので「体に関する知識に自信がある」と思い込んでいた私には「指名のお客様」はいらしてはくれません。
それに気づいたのもそこから5年以上先のことでしたので、「当時の私は苦しかった」ですね。
Case2.自分は「周りよりも知識あるよ」風にお客様に対応していた件
上記の続きではありますが、「体の知識」には周りよりも自信がありました。
でも指名も少なく、お客様の反応も「可もなく・不可もなく」という感じでした。
しかし当時の私は
と思っていたので、
と努力していました。
しかし、ご想像通り「パッとしない施術」を繰り返しているだけ。
でも、
と
「施術の精度を高めよう」
と自分自身にプレッシャーをかける毎日を過ごしていましたね。
技術を向上させるためにもセミナーやワークショップにも参加していましたが、結局あることに気づくまでには花咲かず。。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇お客様が感じる新たな施術の価値を考える
〇同期や仲間等で技術の精度を確かめ合う
〇自己ケアも行いながら「自分の成長」を楽しむ
これらは本当に大切な内容ですよ。
13.お客様がセラピストに依存してしまう
最後にお客様が私たちに対して「依存しすぎてしまう」ことについてです。
人対人の関係ですし、お客様は「自分の体をセラピストに預ける」作業をしているので、お客様自身が私たちに依存してしまうケースもあります。
加えてお客様は「悩みやストレスを解消したい」と思って来店されるので尚更ですよね。
この構図により、お客様が私たちに「依存を生じる理由」を状況を作ります。
したがって、私たちも「その状況・感情を把握」した上で接客をしないといけません。
私もありました。
Case1.私に施術範囲外の内容や深刻すぎる内容を相談された件
最初にいらした時は特に外見的にも普通で「自分の体をほぐされる」ことが趣味の一つのような方でした。
(当時30代半ばくらいの女性でした)
(ちなみに、セラピストのお店にヘビーユーザーとしていらっしゃるお客様は「お店にくること自体が趣味」という方は多いですよ)
初めのうちは自分の体の様子を伝えてもらう会話だけですが、回数を重ねるごとに自分のプライベートな話や私のプライベートな話を頻繁にするようになりました。
そして私を呼ぶ時も「あだ名」で呼ぶようになりました。
その方は週一で来店です。
何度も施術を重ねていると、
と言われるようになりました。
私も、
と断りました。
しかし、来店の回数を重ねるごとに毎回
と言われ、その押し問答を繰り返すごとに、次の予約の方を待たせる状況までに発展していたので、しぶしぶ施術することになりました。
でも施術してみると確かにコリがたくさんあり、凝っていたのは確かです。
もちろん会社のルールでは「胸への施術」は違反でした。
精神的な負担や疲労が溜まると肋骨の筋肉が凝りやすいとは言われるので、それだったのかもしれませんね。
その後も「いつものペース・いつもの施術」を繰り返しているある日、ある相談をされました。
それは、
との話です。
そしてお客様はそれを口にした途端、私の前で泣き崩れてしまいました。
最初にその言葉を口にした日は「私の前で泣いているだけ」でコースが終わりました。
それ以降もその話を聞きながら施術をするということが数回続きました。
筆者は「ウソをついているのか?」
と皆さんの声が聞こえてきそうですが、これもウソではなく、毎回いらっしゃるたびに「お腹は妊婦」になっていました。
(そもそも当時勤めていた会社では妊婦さんの来店OKのお店でした。(研修を受けたものだけが担当できる))
そして出産の時期を迎え、その方も惜しむように私の元から離れていきました。
今振り返ると、その方もプライベートとの境界線が曖昧になってしまい、私とのやり取りも訳が分からなくなっていたのでしょうね。
Case2.部下が「結婚前提」で付き合いを申し込まれた件
この件については私が店長をやっていた店舗の「部下の話」です。
話は女性セラピストです。
基本的に女性セラピストへの「セクハラ」や「男性のお客様とのトラブル」はたびたびあります。
私も会社は変われど「どの会社・店舗」でもあります。
ここで書くのはその一例にすぎません。
やはり、この話のお客様は精神的な疲れが目立つ方でした。
そのお客様は女性セラピストを指名するようになってから様子が変わりました。
来店の頻度は週に2回ほど。
来店するたびに「どこの箇所が凝っている」というよりも
「セラピストに会いにお店に来ました」という雰囲気がすごく表れています。
だんだんと「通常のお客様・セラピストの関係」ではなくなってきました。
私も店長として様子をうかがっていましたが、まだ大きな問題にはなっていなかったので、とりあえず「様子見」で留めておきました。
とある日、その方の施術が終わり帰り際のことです。
急に会話が小さくなり、周りからはやり取りが聞こえなくなりました。
施術後、
と私が確認をしたら、
と言われました。
私も「もうだめだ」と思い、次にお客様が来た時に
「今までの感謝」と「丁重に店長・セラピストからのお断り」をしてそれっきり来店されなくなりました。
やはり「お客様にとっても」そして「セラピストにとっても」健全な関係・環境を保たなければいけませんからね。
この悩みから感じたこと
この2点の経験から以下のようなことを意識するようになりました。
〇お客様が依存しすぎないようセラピスト側が対策を取っておかなければならない
〇自分自身がメンタルを精神的・肉体的に健康に保つ必要がある
これらは「お客様に対して必死になろうとする」あまりに起きてしまうことでもあります。
適切に対処していきましょう。
まとめ
セラピストが抱える13種類の悩みは、「セラピストならでは」のものから「一般的なもの」まで多岐にわたります。
そして私の「リアルな経験」を書かせてもらいました。
この記事で紹介した悩みと解決策は、皆さんがセラピストとしての成長や働きやすい環境作りに役立ってほしいとの思いで書きました。
「悩んでいるのは自分だけではない」ことを理解し、必要に応じて新たな視点を取り入れてみてください。
これからもお客様と自分自身の両方を大切にしながら、セラピストとしての道を歩んでいきましょう。