「OS」とは、「判断と行動を統一」する『土台』を言います。
「店長OS」とは、店舗で働くスタッフの「判断と行動」を、「同じ基準」にするためのものです。
このWebは「読むだけで終わらず、現場スタッフが“判断と行動を見直す”ための入口として使えます。
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もう一人の店長OS > 第1章|前提の誤解 > ① 店長がいないと現場が止まるのは、能力不足ではない
① 店長がいないと現場が止まるのは、能力不足ではない
店長が休みの日。
いつもなら回っているはずの現場が、なぜか止まる。
判断が遅れる。確認が増える。空気が重くなる。
このとき多くの店舗は、こう考えがちです。
「スタッフの能力が足りないのかもしれない」
「経験が浅いから仕方ない」
「もっと教育しないと」
でも結論から言います。
店長がいないと止まってしまう現場は、能力不足ではありません。
多くの場合、原因は店舗の構造にあります。
現場が止まるの理由は「判断が1つに集中している」から
現場が止まってしまう店舗に共通しているのは、これです。
- 判断する人が「店長」1人になっている
- 仕事の判断の基準が、文章やルールとして共有されていない
- 結果として、スタッフは「正解待ち」になる
つまり、スタッフが考えていないのではなく、
考えたくても、どこに目線を置いていいか分からないからです。
「確認が多い」のは、「責任感が良い」からでもある
店長がいない日に、確認が増える。
これは一見「自立していない」ように見えます。
でも、別の見方もできます。
・変な判断をして怒られたくない。
・店のルールを壊したくない。
・お客様に迷惑をかけたくない。
つまり、「確認の多い」現場は、
責任感がないのではなく、判断の基準がないからです。
「止まる現場」には、「止まるための合理性」がある
この考えは必要だと感じます。
現場が止まるのは、怠けているからではありません。
止まった方が安全だからです。
- 勝手に決めてミスをするより、確認した方が安全
- 正解が分からないなら、動かない方が安全
- 判断がズレたときの責任を負えないなら、止まる方が安全
だから、「もっと動け」「もっと考えろ」と言っても、
現場は根本的には変わりません。
本当に必要なのは「判断の基準」を現場に置くこと
店長がいなくても回る現場は、
「スタッフが優秀だから回っている」わけではありません。
判断の基準が、現場に置かれているから回っています。
例で言えば、このような基準です。
- 迷ったときに、何を最優先するか(優先順位)
- どの状態なら、現場判断で進めていいか(許可までの基準)
- どの状態なら、必ず相談するか(相談する基準)
これがあると、店長が不在でも現場は動きます。
逆に言うと、これがない限り、店長がいない日は止まります。
第1章でやること
第1章では、現場が止まる理由を「人」ではなく「構造」で整理しています。
そして、その構造が次に「注意や修正が増える」につながり、現場の流れを作ります。
第1章の一覧に戻る:第1章|前提の誤解
相談したい方へ
「うちの現場だと、どこが詰まっている?」
「判断を置くなら、何から決めればいい?」
「最小限のOS(同じ基準)でいいから形にしたい」
そう感じたら、相談ページから状況を教えてください。
現場の“止まり方”を整理して、最小限のOS(同じ基準)から設計します。
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