指名されるセラピストは何が違う?技術だけでは決まらない「またお願いしたい」の理由

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セラピストの悩み

こんにちは!セラピスト・整体師の肥後です!
今回は「指名されやすい人」について解説していきたいと思います!
「もっと技術が上手くなれば、指名してもらえるようになる」
セラピストとして働いていると、一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。
指名される人は必ずしも「技術が上手い人=指名される人」とは限りません。
この記事では、指名されるセラピストとそうでないセラピストの違いを、お客様が感じる「またお願いしたい」という気持ちから考えていきます。
では、いきましょう!

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技術を磨いているのに、なぜ指名につながらないのか?

セラピストとして働いていると、「もっと指名を増やしたい」と思うことがあるでしょう。
そのとき、多くの人が最初に考えるのが「もっと技術を身につけなければ」ということではないでしょうか。
しかし、本当に「技術が上手い人=指名される人」なのでしょうか?

「上手くなれば指名される」と考えてしまいやすい

セラピストにとって、技術はとても分かりやすい努力の対象です。
押す場所、圧の強さ、手技の種類、筋肉の知識など、「できること」が増えれば自分自身でも成長を感じられます。
だからこそ、指名が増えないときにも、

  • 「もっと技術を覚えよう」
  • 「もっと勉強しよう」

と考えやすくなります。
私自身も長く施術の仕事をしてきましたが、技術を学ぶことそのものは決して間違いではありません。
ただ、注意したいのは、「指名されない原因」をすべて技術不足に結びつけてしまうことです。
たとえば、お客様から「気持ちよかったです」と言ってもらえた。
施術後の反応も悪くなかった。
それでも次回来店したときには、別のセラピストを選ぶことがあります。
それは、指名というものが「施術が上手かったかどうか」だけで決まるものではないからです。

指名の数だけで、自分の技術を判断しなくていい

指名が少ないと、自分の施術そのものを否定されたように感じることがあります。
周りのセラピストに指名が増えていけば、なおさらです。

  • 「自分よりあの人の方が上手いんだ」
  • 「自分の施術には何か足りないんだ」

そう考えてしまうかもしれません。
しかし、指名数と技術力を、そのままイコールで結ぶ必要はありません。
お客様がセラピストを指名する理由は、一つではないからです。
施術の技術はもちろんあります。
それ以外にも、話しやすさ、安心感、施術中の過ごしやすさ、自分の好みを分かってくれている感覚など、さまざま。
そして、それらを全部ひっくるめたうえで、
「次もこの人にお願いしたい」
という気持ちが生まれます。

「上手い」と「またお願いしたい」は少し違う

施術が終わったあと、お客様から「上手ですね」「気持ちよかったです」と言ってもらえるとうれしいものです。
セラピストとして働いていれば、こうした言葉をもらうことは自信にもつながります。
しかし、「上手い」と思ってもらえたからといって、必ず次も指名してもらえるとは限りません。
「施術に満足した」という評価と、「次もこの人にお願いしたい」という気持ちは、似ているようで少し違うものだからです。

施術に満足しても、それだけで指名が決まるわけではない

お客様が施術を受ける目的は、人によって違います。

・肩がつらいから来る人
・仕事で疲れてゆっくりしたい人
・強めの圧を好む人
・静かに施術を受けたい人

同じ「気持ちよかった」という言葉でも、お客様が何に満足したのかは一人ひとり違うのです。
ここを考えずに「気持ちよかったと言ってもらえたから、今回の施術は成功だった」とだけ捉えてしまうと、お客様が本当に求めていたものを見落としてしまうことがあります。
指名とは、技術に対する評価だけではなく、「もう一度この人に任せたい」という選択でもあります。
だから、「上手いと言ってもらえる施術」を目指すことと、「またお願いしたいと思ってもらえる施術」を考えることは、完全に同じではありません。

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お客様は施術だけではなく「過ごした時間」も感じている

たとえば、60分の施術を受けたお客様がいるとします。
セラピスト側からすると、その60分は
・「どこを押したか」
・「どの筋肉を狙ったか」
・「どんな手技を使ったか」
といった施術内容で考えがちです。
しかし、お客様にとっての60分は、それだけではありません。
来店したときの会話。

  • 体の状態を確認してもらった時間。
  • 施術中の声のかけ方。
  • 力加減を確認
  • 話したいとき話せて、休みたいときには静かに
  • 施術後に、自分の体について伝えてもらった など。

お客様は「施術」だけを受けているのではなく、そのセラピストと過ごす時間全体を体験しています。
そして「またお願いしたい」は、特別な一つのテクニックから生まれるのではなく、施術を含めた時間の中で少しずつ作られるものでもあります。
もう一度、自分の悩みは何だったんだろう?と振り返りたい方はこちらの記事
関連記事:セラピストはやめとけと言われる6つの理由|20年続ける私が本音で解説

指名されるセラピストは、お客様をよく見ている

「お客様をよく見る」と聞くと、接客を丁寧にしたり、たくさん会話をしたりすることを想像するかもしれません。
しかし、ここでいう「見る」とは、それだけではありません。
指名されるために大切なのは、「このお客様にはこの施術」と決めつけることではなく、その日の状態を見ながら施術を組み立てていくことです。

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決められた施術をするだけでは、お客様との関係は深まりにくい

新人の頃は、まず決められた施術を覚えることが必要です。
・「この順番で押す」
・「ここを何分施術する」
・「この手技の次はこの手技」
こうした基本の流れを覚えることで、一定の施術を提供できるようになります。
これはとても大切なことです。
しかし、慣れてきたあとも「覚えた施術を間違えずに行うこと」だけが目的になってしまうと、目の前のお客様を見る余裕がなくなってしまうことがあります。
施術の手順を見るのではなく、その手順を受けている「お客様の反応を見る」ことが大切です。
・呼吸の変化、
・筋肉の緊張、
・体の動き、
・会話の内容、
・押したときの反応
そうした小さな情報を拾いながら、「今日はどうしたらいいだろう」と考えていく。
セラピストが覚えた技術は、そのために使うものでもあります。
技術を披露することが施術の目的ではなく、目の前のお客様に合わせるために技術を使う。

その日の体や反応に合わせることが「自分を見てもらえた」につながる

お客様にとってうれしいのは、必ずしも特別な技術を受けることだけではありません。

「前回、肩がつらいと言っていたことを覚えてくれていた」
「今日は腰の方がつらいことに気づいてくれた」
「いつもより疲れていることを分かってくれた」

こうした小さな出来事でも、お客様は「自分のことを見てもらえている」と感じます。
大切なのは、「前回こうだったから今回も同じ」と考えず、毎回その人を見直すことです。
前回強い圧が好きだったとしても、今日は同じ強さが気持ちいいとは限りません。
前回たくさん話したとしても、今日は静かに休みたいかもしれません。
だから、その日の状態を確認しながら施術を変えていく。
こうしたことを繰り返していると、お客様の中に少しずつ、
・「この人なら今日の状態に合わせてくれる」
・「毎回説明しなくても、ある程度分かってもらえる」
という感覚が生まれてきます。
その「分かってもらえている」という感覚が、やがて「この人なら任せられる」という安心感に変わっていきます。

「またお願いしたい」は、小さな安心の積み重ねから生まれる

指名を増やしたいと思うと、「お客様に強く印象に残る施術をしなければ」と考えてしまうことがあります。
しかし、「この人にお願いすれば、今日も安心して任せられる」と思えることも、指名される大きな理由の一つです。

毎回大きな変化を出すことだけが価値ではない

セラピストとして働いていると、お客様に変化を感じてもらいたいと思うものです。
・「肩が軽くなった」
・「動きやすくなった」
・「すごく楽になった」
こうした言葉をもらえれば、自分の施術が役に立ったと感じられます。
しかし、お客様が感じる価値は、それだけではありません。

  • 疲れていた日にゆっくり休めた
  • つらいところを丁寧に施術してもらえた
  • 今日はいつもより弱めの圧にしてもらえた
  • 話を聞いてもらえて気持ちが少し楽になった

こうした時間も、お客様にとっては十分な価値になり得ます。
施術の価値は、「どれだけ大きく変化させたか」だけではなく、「その日の自分に合った時間だったか」というところにもあります。

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「この人なら任せられる」という安心感が指名につながっていく

一度目の施術では、お客様もセラピストのことをほとんど知りません。
・どんな施術をするのか。
・どのくらいの強さなのか。
・話しかけられるのか。
・自分の希望を聞いてもらえるのか。
初めて担当するセラピストに対して、少なからずこうした不安を持っている人もいるでしょう。
そこで一度施術を受け、

  • 「ちゃんと話を聞いてくれた」
  • 「力加減を合わせてくれた」
  • 「気になるところを分かってくれた」

という経験ができれば、一つ安心が増えます。
そして二回目、三回目と担当する中で、
・「今日も状態を確認してくれた」
・「前回とは違う疲れ方に合わせてくれた」
・「無理に会話をしなくてもゆっくりできた」
という経験が重なっていく。
そうすると、お客様の中で少しずつ、
「この人なら大丈夫」
という感覚が作られていきます。
指名とは、「この人が一番上手い」という評価だけではなく、「この人なら自分の体を任せられる」という信頼の表れでもあります。
そして、この小さな積み重ねで、「またお願いしたい」を作っていきます。
この考えが身についてくると、「どうすれば指名を増やせるか」だけではなく、「自分はなぜお客様から選ばれるのか」という、もう一つ大切な視点が見えてきます。
「指名への悩み」もう一度振り返るため見る記事はこちら
関連記事:技術を頑張っているのに指名が付かない。本当に見直すべきこととは?

指名を増やす前に「なぜ選ばれるのか」を考えてみよう

指名とは、技術力だけを競った結果ではなく、「この人にもう一度お願いしたい」とお客様自身が選んだ結果です。
だからこそ、「どうしたら指名を増やせるのか」を考える前に、一度「自分はどんな理由で選ばれるセラピストになりたいのか」を考えてみましょう。

他のセラピストより上手くなることだけを目標にしない

同じ店舗で働いていると、どうしても周りのセラピストが気になります。
・「あの人は自分より指名が多い」
・「あの人のお客様は毎月来ている」
・「あの人の方が技術をたくさん知っている」
こうした違いが見えると、「自分ももっと上手くならなければ」と思うかもしれません。
しかし、他のセラピストと同じことができるようになったからといって、その人と同じお客様から指名されるとは限りません。
お客様にも、それぞれ好みがあるからです。
・しっかり押してほしい
・ゆっくり丁寧に施術してほしい
・会話を楽しみたい
・施術中は静かに休みたい
・体について詳しく説明してほしい
・難しい話はせずにリラックスしたい
つまり、すべてのお客様から「一番上手い」と思われる必要はありません。
むしろ大切なのは、自分の施術や接し方を必要としてくれるお客様に、「またこの人にお願いしたい」と思ってもらうことです。
他人より上手くなることだけではなく、「自分は何を大切にして施術するのか」を持つことも、選ばれるセラピストになるためには大切です。

自分なりの「またお願いしたい」を作ることが現場力になる

「またお願いしたい」と思ってもらうための、絶対的な正解があるわけではありません。
大切なのは、これまでお伝えしてきたように、目の前のお客様を見ることです。
そして、そのお客様にとって心地よい時間を考える。
こうしたことを繰り返していくことで、少しずつ自分なりの施術の考え方ができてきます。
私は、こうしたものもセラピストに必要な「現場力」の一つだと考えています。
・知識を持っている。
・技術を持っている。
それだけではなく、
それらを「目の前のお客様にどう使うのか」を考えられること。
そこまでできて初めて、学んできた技術が現場で生きてきます。
指名されるセラピストになるために必要なのは、「指名を取るための技術」を探し続けることではなく、自分なりの「選ばれる理由」を少しずつ育てていくことなのかもしれません。
技術を学ぶことは、これからも必要です。
ただ、その技術を「どれだけ持っているか」だけではなく、「誰に、なぜ、どう使うのか」まで考えてみてください。

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