頑張っているのに収入が増えない。セラピストが見直すべき「働き方」の考え方

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セラピストの悩み

こんにちは!セラピスト・整体師の肥後です!
今回は「セラピスト・整体師の働き方」について解説していきたいと思います!
「技術も勉強しているし、お客様にも一生懸命向き合っている。
それなのに、なぜか収入が増えない」

そんな悩みを抱えているセラピストもいるのではないでしょうか。
収入が増えないと、

「もっと技術を身につけなければ」
「もっと指名を増やさなければ」
「もっと多くのお客様を担当しなければ」

と考えてしまいがちです。
もちろん、努力することは大切です。
しかし、収入は「どれだけ頑張ったか」だけで決まるものではありません。
同じ60分の施術でも、給与、歩合率、指名料、働く時間などによって、自分が受け取る収入は変わります。
だからこそ、一度「頑張り方」ではなく「働き方」そのものに目を向けてみることも必要です。

頑張っているのに収入が増えないのは、なぜ?

では、さっそく、「頑張ってるのに収入が増えないのはなぜ」なのかを考えていきましょう。
今回考えてほしいのは、自分がどのような仕組みの中で働き、その仕事がどのように収入へつながっているのかということです。

施術数を増やしても、思ったほど収入が増えない

セラピストの仕事は、自分の体と時間を使う仕事です。
そのため、収入を増やそうとすると、

  • 「あと一人担当しよう」
  • 「出勤日数を増やそう」
  • 「もう少し長く働こう」

という考えになりやすいと思います。
確かに私たちセラピストは施術人数が増えれば、その分だけ収入が増えます。
しかし、施術できる人数には限界もあります。
そして、施術数を増やせば増やすほど、自分の体への負担も大きくなっていきます。
だからこそ、収入を考えるときには「何人施術したか」だけではなく、その一回の施術が、自分の収入にどのようにつながっているのかを見る必要があります。

「もっと頑張れば何とかなる」と考えてしまう

収入が増えないと、

  • 「まだ技術が足りないのかな」
  • 「もっと指名を増やさないと」
  • 「もっと出勤した方がいいのかな」

と、自分に足りないものを探してしまうことがあります。
真面目に仕事をしている人ほど、「自分がもっと頑張れば何とかできる」と考えやすいかもしれません。
ですが、どれだけ努力しても、働いている仕組みそのものが変わらなければ、収入の増え方にも限界があります。
これは
「今の職場が悪い」
「すぐに転職や独立をした方がいい」
という話ではありません。
まず必要なのは、自分が今どのような働き方をしているのかを知ることです。
そして、「もっと頑張るにはどうすればいいか」ではなく、
「今の頑張り方で収入が増える仕組みになっているか」を考える。

これが、自分の「働き方」を見直す最初の一歩になります。

セラピストの収入は「頑張った量」だけでは決まらない

同じ時間働いて、同じくらいのお客様を担当しているのに、セラピストによって収入に差が出ることがあります。
その違いを見ると、

「技術力が違うから」
「指名が多いから」
「経験年数が長いから」

と思うかもしれません。
もちろん、それらも収入に関係する要素の一つです。
しかし、収入を決めているのはそれだけではありません。
例えば、同じ60分の施術を担当しても、「雇用なのか」「業務委託なのか」によって金額は変わります。
また、同じ業務委託でも、「歩合率」や「指名料」、「最低保証」などの条件が違えば、最終的な収入にも違いが出ます。
つまり、「どれだけ頑張ったか」だけではなく、「どのような条件・仕組みの中で頑張っているか」も収入を左右しているということです。
自分で分かっていますけど、改めて目を向けていると、この部分は意外と見えにくくなります。

「技術を磨くだけ」では変えられない部分もある

セラピストとして働いていると、技術を磨くことに意識が向きやすいと思います。

  • 新しい手技を覚える。
  • 解剖学を勉強する。
  • 研修を受ける。

お客様に満足してもらえる施術を身につける。
これらは、セラピストとして長く働いていくうえで大切なことです。
しかし、技術が上手くなったからといって、自動的に収入が増えるとは限りません。
先ほども言ったように、技術力が上がってお客様から高く評価されるようになっても、給与体系や歩合率が変わらなければ、一回の施術から得られる収入は以前と同じ場合があります。
技術力を高めることと、その技術を収入につなげることは、同じ話ではありません。
ここは分けて考える必要があります。
技術は、お客様に選んでもらうための大切な力です。
一方で、その技術がどのような形で収入になるのかは、「働き方」によって変わります。
だから、収入を増やしたいのであれば、
「もっと上手くならなければ」
だけで終わらせるのではなく、
「今持っている「技術」や「経験」は、今の働き方でどのように評価され、収入につながっているのか?」
という視点も持ってみてください。
技術を磨くことをやめる必要はありません。
むしろ、今まで身につけてきた技術や経験を無駄にしないためにも、その価値を活かせる働き方になっているのかを考えることが大切なのです。

収入を増やしたいなら「働き方」に目を向けてみる

「では、自分の働き方の何を見ればいいのだろう?」

と思った方もいるかもしれません。
難しく考える必要はありません。
まず見てほしいのは、自分が使っている「時間」と、そこから得ている「収入」の関係です。
セラピストとして働いていると、
「今日は何人施術した」
「今月は何本指名が入った」
という数字に行きがちです。
でも、その数字だけで「自分の働き方全体」は分かりません。
何時間職場にいて、その中で何時間施術をして、最終的にどれくらいの収入になっているのか。
こうして考えてみると、自分の働き方が少し違って見えてきます。
収入を増やすことを考える前に、まず「今の自分は、どのように収入を作っているのか」を知る。
ここから働き方の見直しが始まります。

「何時間働いたか」だけで考えない

例えば、8時間職場にいたとしても、8時間すべてが施術時間とは限りません。

  • 予約が入っていない時間。
  • 次のお客様を待っている時間。
  • 準備や片付けをしている時間。
  • 出勤するための移動時間。

働き方によっては、こうした時間が直接収入にならないこともあります。
特に歩合制や業務委託の場合、
「今日は長時間職場にいたのに、思ったほど収入にならなかった」
という日もあるでしょう。
反対に、短い時間でも予約がまとまって入れば、効率よく収入につながることもあります。
つまり、「長く働くこと」と「収入を増やすこと」は必ずしも同じではありません。
ここで一度、自分の一日を振り返ってみてください。
何時間「仕事のために時間」を使っているのか。
その「仕事」と「他の仕事と位置付けている内容」は何なのか。
もう一度「自分のセラピストとしての悩み」を振り返りたい方はこちら
関連記事:セラピストはやめとけと言われる6つの理由|20年続ける私が本音で解説

自分の「セラピストとしての考え方」をもう一度見てみる

ここまで、自分が仕事に使っている時間や、一回の施術がどのように収入につながっているのかを見てきました。
実際に考えてみると、

  • 「今の働き方では、収入を増やすためには施術数をかなり増やさなければならない」
  • 「これ以上勤務時間を増やすのは難しい」
  • 「頑張って指名を増やしても、思っていたほど収入には反映されない」

そんなことを感じているかもしれません。
だからといって、
「今の職場で頑張ろう」
「新しい場所に行くべきだ」
と「どちらの断言」はまだできません。
大切なのは、今いる環境の中で頑張り続けることだけを、唯一の選択肢にしないことです。

収入を増やすために何ができるのか。
今の職場で変えられることはあるのか。
それとも、働く環境そのものを考えた方がいいのか。

まずは自分が持っている選択肢を知ることから始めてみましょう。

「もっと施術する」以外にも見直せることはある

収入を増やしたいと考えたとき、一番分かりやすい方法は施術人数を増やすことです。
毎日多く担当すれば、その分だけ売上が増える。
歩合制であれば、自分の報酬も増えるでしょう。
しかし、それを繰り返していけば、いつか「時間と体力の限界」がきます。
だからこそ、
「あと何人施術しよう」だけではなく、
「このお客様の施術、今後どのように対応していこう」
という視点を持ってみてください。
広く言うと様々な考えが出てきます。

  • 指名を増やす
  • 自分の得意な施術を作る
  • お客様にもう一度来てもらえる関係・方法を作る
  • 自分の技術や経験を必要としてくれる店舗を選ぶべき

他に、働き方によっては「勤務時間」や「出勤日数」を見直すことも選択肢でしょう。
これらはすべて、「施術人数」とは違う方向から収入を考えている方法です。
したがって、
「今より頑張る」ではなく、
「今の頑張りをもっと活かすには何を変えればいいのか」
と考えてみる。
この考え方を持つだけでも、収入に対する見方は少し変わってきます。

転職や独立の前に、自分が変えられる部分を整理する

働き方について考え始めると、
「もっと条件の良い職場へ転職した方がいいのかな」
「いっそのこと独立した方が稼げるのでは?」
と考えることもあるでしょう。
転職や独立も、働き方を変える一つの選択肢です。
しかし、収入だけを理由に急いで環境を変える必要はありません。
独立をすると、

〇施術料金
〇コース内容
〇店内の装飾 等

を自分で決めることができます。
しかし、一方で

〇集客や予約管理
〇全お客様への対応
〇会計、家賃・税金 等

これらも自身での管理です。
他社に行っても、歩合率や給与だけでなく、集客力、勤務時間、指名制度なども今までと変わります。
「独立すれば稼げる」
「転職すれば収入が増える」
と単純に考えるのではなく、

〇 自分は何を変えたいのかを整理
〇 『働き方を見直す=すぐに仕事を辞めること』ではない

この2つの考えから「自分の優先順位」を作ります。
そして2つが決まってから「自分に合った働き方」を見つけてください。
もう一度、「自分の努力」を振り返りたい方はこちら
関連記事:頑張っても収入が増えない。本当に足りないのは『努力』なのでしょうか?

収入を変える第一歩は「頑張り方」ではなく「働き方」を知ること

収入が増えないと、

「もっと技術を身につけなければ」
「もっと指名を増やさなければ」
「もっとたくさんのお客様を担当しなければ」

と、自分の努力を増やす方向へ考えてしまいがちです。
しかし、ここまで見てきたように、セラピストの収入は努力の量だけで決まるものではありません。

  • 給与なのか、歩合なのか。
  • 一回の施術は、いくらの収入?
  • 自分が考える仕事内容・時間と、その結果は?
  • 指名や技術力が、どの程度収入に反映される?

こうした条件によって、同じように頑張っていても収入の増え方は変わります。
だからこそ、収入について悩んだときには、
「どうすればもっと頑張れるか?」ではなく、
「今の働き方で、自分の頑張りはきちんと収入につながっているか?」
という視点を持ってみてください。
働き方を知ることは、これから自分がどう働いていきたいのかを考えるための第一歩になります。

今までの努力を否定する必要はない

「これまで頑張ってきた意味はなかったのかな」

と思う必要はありません。

    • 身につけてきた技術。
    • 担当してきたお客様との経験。
    • 指名をもらうために工夫してきたこと。
  • お客様に喜んでもらうために続けてきた勉強。

それらは、決して無駄ではありません。
むしろ、その経験があるからこそ、これからの働き方を考えることができます。
問題なのは努力そのものではなく、
自分の努力が収入につながりにくい環境で、さらに努力の量だけを増やそうとしてしまうことです。
今まで積み重ねてきたものを捨てるのではありません。
これからは、
「もっと頑張る」
だけではなく、
「今まで身につけたものを、どう活かすか」
という方向からも考えてみてください。
努力を増やすのではなく、今までの努力が活きる場所や働き方を考える。
それも、セラピストとして長く働いていくために必要な考え方の一つです。

自分に合った働き方を考えることが、次の一歩になる

セラピストの働き方に、全員に共通する正解があるわけではありません。
安定した給与を受け取りながら働きたい人もいます。
歩合制で、自分の頑張りを収入に反映させたい人もいます。
指名のお客様を増やしながら、自分の得意な施術を作っていきたい人もいるでしょう。
そして、経験を積んだ先に独立を考える人もいます。
大切なのは、「どの働き方が一番稼げるのか」だけで決めることではありません。
そして、これからセラピストとしてどうなりたいのか。
自分が何を大切にして働きたいのかによって、選ぶべき働き方は変わります。
まずは、今の自分の働き方を知ってください。
そして、
「この働き方を続けたとき、1年後の自分はどうなっているだろう?」
と考えてみてください。
今のままでいいと思えるのであれば、それも一つの答えです。

ぜひ「自分はどうしてセラピストを選んだのかな?」ともう一度考えてみてください。