こんにちは!セラピスト・整体師の肥後です!
今回は「技術に自信がない…」と感じている方に私の経験を解説していきたいと思います!
そう感じたことはありませんか?
新人セラピストだけでなく、経験を積んだセラピストでも、施術後に「これで良かったのだろうか」と不安になることがあります。
私自身も、長い間「技術不足が原因だ」と思い、新しい手技や知識を学び続けてきました。
しかし、学べば学ぶほど、自信がつくどころか迷いが増えてしまうこともありました。
この記事では、技術を学んでも不安がなくならない理由と、多くのセラピストが見落としている考え方についてお話しします。
もし今、「技術に自信が持てない」と悩んでいるのであれば、その原因は技術だけではないのかもしれません。
「もっと技術があれば…」そう思い続けていませんか?
では、さっそく「もっと技術があれば…」と感じている方に届けていきます。
技術に自信が持てないのは、あなただけではない
お客様がお帰りになったあと、一人でそんなことを考えた経験はありませんか?
「もっと気持ちよく受けてもらえたのではないか。」
「もっと知識や技術があれば、自信を持って施術できるのに。」
このような悩みを抱えているのは、決してあなただけではありません。
新人セラピストはもちろん、経験を積んだセラピストであっても、「自分の施術はこれで良かったのだろうか」と不安になる瞬間は何度もあります。
私自身も、施術を始めた頃だけではなく、経験を積んでからも同じような不安を今も抱えています。
だからこそ、今あなたが「技術に自信が持てない」と悩んでいることは、ごく自然なことです。
「もっと学ばなければ」という焦りが止まらない
技術に自信が持てないと、多くのセラピストは「もっと勉強しなければ」と考えます。
解剖学を勉強する。
セミナーへ参加する。
動画を見て練習する。
どれも、とても大切なことです。
私も20年以上この仕事を続けていますが、今でも勉強を続けています。
ですが、不思議なことに、知識や技術が増えれば増えるほど、不安がなくなるとは限りません。
もちろん、学ぶこと自体が悪いわけではありません。
しかし、もし「学んでも学んでも自信が持てない」と感じているのであれば、その原因は技術以外のところにあるのかもしれません。
技術を学び続けても、不安がなくならない理由
では、不安がなくならない理由を振り返ってみましょう。
技術が増えるほど「正解」が分からなくなる
技術を学ぶことは、セラピストにとってとても大切なことです。
ですが、学び続けるほど、こんな経験をしたことはありませんか?
「別の先生・先輩は、まったく違う考え方をしていた。」
「結局、何が正解なんだろう……。」
勉強すればするほど、新しい考え方や技術に出会います。
すると、「知らなかったこと」が増えるだけでなく、「何を信じればいいのか」が分からなくなってしまうことがあります。
実際、同じ肩こり一つをとっても、施術方法は一つではありません。
姿勢を重視する人もいれば、筋膜のつながりを重視する人
もいます。
それぞれに考え方があり、それぞれに結果を出している先生・先輩がいます。
だからこそ、「正解を探そう」とすればするほど、迷いは大きくなってしまうのです。
経験年数と自信は、必ずしも比例しない
「あと数年経験を積めば、自信が持てるようになる。」
私も昔は、そう思っていました。
ですが、経験年数が増えたからといって、自然と不安がなくなるわけではありません。
10年続けても迷う人はいますし、20年続けても悩む場面はあります。
それは決して、その人の能力が低いからではありません。
お客様一人ひとり、体の状態も生活環境も違います。
昨日うまくいった施術が、今日のお客様にも同じように当てはまるとは限らないのです。
だから現場では、毎回のように考え、判断し、施術を組み立てています。
もし「経験を積めば自信がつくはず」と思っているのであれば、一度立ち止まって考えてみてください。
私も「技術不足」が原因だと思っていました
当初は私も皆さんと同じようなことを感じていましたよ。
知識や手技を増やせば、自信がつくと思っていた
私も新人の頃は、「技術が足りないから不安なんだ」と本気で思っていました。
だから、新しい技術を学びに行き、解剖学の本を読み、先輩の施術を見て、自分なりに何度も練習を重ねてきました。
「もっと技術があれば、自信を持って施術ができる。」
そう信じていたからです。
もちろん、その経験は今でも無駄だったとは思っていません。
学んだ知識や技術は、間違いなく今の自分を支えてくれています。
ですが、どれだけ学んでも、お客様の前では迷うことがありました。
「本当にこの順番で進めていいのだろうか。」
「もっと別の考え方があったのではないか。」
勉強を続けても、その不安が完全になくなることはありませんでした。
本当に足りなかったのは、技術の量ではなかった
ある時から、私は一つのことに気付き始めました。
それは、技術がある人ほど、必ずしも迷わないわけではないということです。
経験豊富な先生でも、その場で考え、お客様の反応を見ながら施術を組み立てています。
つまり、自信を支えているのは、単純に「知っている技術の数」ではなかったのです。
では、何が違うのでしょうか。
それは、お客様の状態を見て考え、施術を組み立て、必要に応じて修正していく「現場で判断する力」です。
私はこの考え方に気付いてから、「もっと技術を増やさなければ」という焦りが少しずつ変わっていきました。
もちろん、技術を学ぶことは今でも大切です。
しかし、それ以上に大切なものがあることに気付いたのです。
その考え方を、私は「現場力」と呼んでいます。
技術だけでは身につかない「現場力」という考え方
では、「現場力」とはどのような表現なのかを解説します。
現場では「何をするか」より「なぜそうするか」が重要
施術の現場では、「この手技を使えば正解」という場面はほとんどありません。
同じ「肩がつらい」というお客様でも、
〇育児で腕や背中を酷使している人
〇ストレスによって体が緊張している人
このように、背景は一人ひとり違います。
だからこそ、「肩がつらいから肩をほぐす」という考え方だけでは、対応できない場面がたくさんあります。
大切なのは、
「なぜ、この順番で進めるのか。」
「なぜ、この場所を施術するのか。」
という「理由」を持って施術を組み立てることです。
技術は、その考えを形にするための「手段」です。
そして、その手段を状況に合わせて選び、組み立てていく力こそが、現場で本当に求められる力なのではないでしょうか。
不安を減らすヒントは、技術の外側にある
技術を学ぶことは、これからも大切です。
ですが、もし今あなたが、
「施術のたびに迷ってしまう。」
そう感じているのであれば、技術だけを増やすことが答えではないのかもしれません。
もちろん、この記事だけで「現場力とは何か」をすべて説明することはできません。
ですが、一つだけお伝えしたいことがあります。
技術は、現場力を支える一つの要素です。
そして現場力とは、技術だけではなく、お客様を観察すること、考えること、判断すること、そして施術を組み立てることまで含めた力だと、私は考えています。
もし今まで「技術さえ身につけば、自信が持てるはず」と思っていたのであれば、一度その考え方を見直してみる価値があるかもしれません。
その先に、今までとは違った景色が見えてくるはずです。
まとめ|技術への不安は、成長の入り口かもしれません
不安を感じることは悪いことではない
「技術に自信がない。」
この悩みは、多くのセラピストが一度は経験するものです。
だからこそ、今あなたが不安を感じていることは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、「もっとお客様の力になりたい」という気持ちがあるからこそ、生まれる悩みなのだと思います。
もし何も考えずに施術をしているのであれば、このような不安を抱くことすらありません。
だから私は、不安を感じること自体を否定する必要はないと考えています。
ただ一つだけ、考え方を変えてほしいことがあります。
「技術が足りないから不安なんだ」と決めつけないこと。
今回お伝えしたように、不安の原因は技術の量ではなく、別のところにあることも少なくありません。

