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⑪ 宣伝しない店舗は存在しない
このページは、店長がいなくても現場が回るための「判断の型(考え方)」の一部です。
「OS」とは、「判断と行動」を統一する「土台」です。
「店長OS」とは、店舗で行うスタッフの判断と行動を、同じ基準でそろえるための考え方です。
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⑪ 新人教育が回らない本当の理由
新人教育が回らない。
教える時間がない。
現場が忙しくて、結局放置になる。
これは多くの店舗で起きます。
そして原因は、こう言われがちです。
「忙しいから仕方ない」
「人が足りないから無理」
「新人の覚えが悪い」
でも結論から言います。
新人教育が回らない本当の理由は、忙しさだけではありません。
多くの場合、教育が回らないのは前提が揃っていないからです。
そして、その前提は「教え方」より先に必要です。
新人教育は「何を教えるか」より「何を揃えるか」
教育が回る店は、教材がすごいわけではありません。
先輩が熱心なだけでもありません。
教育が回る店は、新人が迷ったときの戻り先が揃っています。
- 迷ったら何を優先するか(優先順位)
- どこまで現場判断でいいか(許可ライン)
- どこから必ず相談か(相談ライン)
これが揃っていないと、新人教育はこうなります。
新人は毎回迷う → 確認が増える → 先輩が止まる → 現場が詰まる → 教える時間が消える
つまり教育が回らないのは、新人の問題ではなく、
店の判断基準が現場に置かれていないことが大きいです。
教育が回らない店舗に共通する「3つの構造」
① 教える内容が「人によって違う」
先輩Aはこう言う。先輩Bは違うことを言う。店長はさらに別。
新人は「正解探し」を始めます。
こうなると新人は、仕事を覚える前にこう学びます。
「誰に聞けば安全か」
「今日は誰が機嫌いいか」
「どの言い方なら怒られないか」
これが増えるほど、教育は進みません。
② “例外”の扱い方が決まっていない
新人が困るのは、定型ではなく例外です。
でも例外の基準がないと、新人は毎回止まります。
だから教育が回る店は、例外に対してこう決めています。
- ここまでは現場判断(許可ライン)
- ここからは必ず相談(相談ライン)
これがあると、新人は「止めるべきところ」が分かるので安心して動けます。
③ 教える側が「判断」を抱えている
教える側が、その場その場で判断を抱えていると、教育は増えません。
なぜなら新人に伝わるのは「結論」だけで、基準が残らないからです。
結果として、同じことを何度も教えることになります。
新人教育が回る店は「教える時間」を作っていない
ここが誤解されがちです。
教育が回る店は、特別な教育時間を作っているわけではないことが多いです。
教育が回る店は、現場の中に「戻れる基準」があるので、
教育の回数が減るのです。
- 新人が迷う回数が減る
- 確認が減る
- 注意が減る
- 結果として、教える負担が減る
だから最初にやるべきは、「教える時間を作る」ではなく、
迷ったときの戻り先(判断基準OS)を置くことです。
新人教育を回すための“最小セット”
ここまでを現場で使える形にすると、教育の最小セットはこれです。
- 優先順位:迷ったら何を先にするか
- 許可ライン:ここまでは現場判断でOK
- 相談ライン:ここからは必ず止めて相談
- 忙しい日モード:切り替えサイン(⑩の合図)
これが揃うと、新人教育は“回り始めます”。
そして次に問題になるのが、「教えたはず」が起きる理由です。
次の⑫では、教えたはずが起きる店舗に足りないものを整理します。
ここで「定着」の核心に入ります。
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新人教育が回らないのは忙しさだけではなく、判断の前提が揃っていないからでした。
次は「教えたはず」が起きる店舗に足りないものを整理します。
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前の記事⑩では、
売上は努力量ではなく、母数で決まると整理しました。
その母数を増やすために、
避けて通れないのが宣伝です。
宣伝しない店舗は、存在していないのと同じ。
これは派手な広告を打て、という話ではありません。
「何もしない」ことも、ひとつの宣伝方針です。
ただし、その場合は母数が増えません。
母数が増えない以上、売上が安定しないのは自然な結果です。
次の記事では、宣伝の中でも特に誤解されやすい施策――
チラシについて、構造から整理します。
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⑫ チラシは最も誤解されている施策
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