こんにちは！セラピスト・整体師・ダイエットアドバイザーのゆーパパです。
今回は「斜角筋」の基本と関連部について解説していきます。
あなたは以下のような方ですか？
〇「斜角筋がどこなのか？」「どんな症状があるのか」知りたい！
という方でしたらぜひ最後までご覧ください。
記事の最後の欄には「おさらいPOINT」として総まとめを書いておきます。
またセラピスト・整体師歴１８年以上の筆者の見解も含めながら書いていきますね。
絶対「覚えてほしい」＝太字
この記事の要点＝黄色マーカー
筆者の思い＝赤下線
それでは行きましょう！
斜角筋の解説！ざっくりと。
では、全くの初心者の方向けに「斜角筋」とはどのような筋肉なのか解説していきます。ちなみに読み方は「しゃかくきん」です。
斜角筋とは「首の筋肉」の一つになります。
そして正確にはこの斜角筋とは「前・中・後」と３つに分かれており、「斜角筋群（しゃかくきんぐん）」と呼ばれたりもします。
（下に「具体的な筋肉名」と「読み方」も書いておきますね）
斜角筋の働きとしては「下を向く」や「首を横に倒す」などの働きです。
そして先ほども言いましたが「斜角筋」は３つの筋肉からできておりその名前は、
「中斜角筋（ちゅうしゃかくきん）」
「後斜角筋（こうしゃかくきん）」
です。
私の個人的な意見でありますが、セラピスト・整体師としてはこの「３つの斜角筋の中」で「前斜角筋」が一番メジャーな筋肉かと思います。
また、斜角筋は「呼吸の際の『吸気（息を吸うとき）』」にも使いますし、「前斜角筋」は「腕の神経の保護」にも働いています。
上記には簡潔に「斜角筋」を書きましたが、一応下にも専門用語で記載しておきますね。
(今は分からなくても、見ていくうちに自然と覚えますよ)
起始： 頸椎横突起
停止：【前・中斜角筋】第１肋骨
【後斜角筋】第２肋骨
作用：【片側のみの作用】頭頸部 側屈・回旋
【両側での作用】頭頸部の屈曲時、強い息の吸い込みに第１肋骨を挙上する
支配神経：(C3-8)の前枝
斜角筋のストレッチを知ろう
では、斜角筋のストレッチについて見ていきましょう。
下の絵のストレッチを見てください。
このように「斜角筋」をストレッチする際には、「斜め上」を見る形を取りながら伸ばします。
そして、伸ばす際の注意点やコツもあるので一緒に確認してみましょう。↓
〇「腕が下に引っ張られている」イメージで鎖骨を固定
〇「気持ち良い」と感じる程度まで伸ばす
この形を意識してストレッチを行えば「斜角筋」は伸びますよ。
斜角筋の「トリガーポイント」と「放散痛」
では、次に斜角筋の「トリガーポイント」と「放散痛」を見ていきましょう。
ちなみに、簡単に「トリガーポイント」と「放散痛」を説明すると、トリガーポイントとは「痛み・症状を発生させるコリ」を言い、放散痛とは「痛み・症状を感じる箇所・範囲」を言います。
このように斜角筋のトリガーポイントはポイントよりも「その周辺」に強い痛みが出ます。
また、「首の筋肉」ですが、「肩・肩甲骨周り」「指先まで」痛み・症状を感じる筋肉です。
ですので、「肩首も含め指先までに痛み・症状を感じる」ようでしたら斜角筋も疑ってみましょう。
斜角筋のアナトミートレイン
では、斜角筋が関連しているの「アナトミートレイン」を確認しましょう。
ちなみにアナトミートレインを簡単に言いますと、筋肉と筋肉を繋ぐ「筋膜」を一本のラインに表したものです。
ちなみに「斜角筋」のアナトミートレインは「２つ」あります！
見ていきましょう！
⇒全身の側面を走行するライン
〇ディープ・フロント・ライン
⇒頭部から足裏までの深部の筋肉を走行するライン
このように斜角筋は２つのアナトミートレインが存在します。
それは「ラテラル・ライン」と「ディープ・フロント・ライン」です。
これら２つの大きな共通点は首元から足先まで繋がっていることです。
したがって、斜角筋の疑いが強いようでしたら、この２つのアナトミートレインの関連を考えてみましょう。
最後におさらい！
では、最後におさらいをしましょう！
〇斜角筋 ⇒ 首の筋肉の１つで「３つの筋肉」で構成されている
〇斜角筋の働きは「下を向く」や「首を横に倒す」「息を吸う」
〇斜角筋のストレッチ ⇒ 「斜め上」を見る形を取りながら伸ばす
〇斜角筋のトリガーポイントはポイントその周辺よりも、「肩・肩甲骨周り」や「腕全体」に強い痛みが出やすく、痛みの範囲も広い
〇斜角筋のアナトミートレインは「頭部から足先まで」繋がり、２種類ある
これらの要点をしっかりと押さえてくださいね！
しっかりと今後の施術に生きますよ！
しかし、一回で覚えられる内容でもありません。
ですので、何度も見てくださいね。
そうしたら、自分の知識として身に付き「稼ぐ施術」ができますよ。